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不動産の相続放棄をご検討中の方へ!管理についてご紹介します!

「不動産の相続放棄の際の注意点はあるのだろうか」
「不動産は管理に手間がかかるから相続を放棄したい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
相続放棄した場合の不動産の管理には注意点がございます。
そこで今回は、相続を放棄した場合の管理や、管理を行わないことのリスクについてご紹介します。
 

□相続放棄した場合の管理についてご紹介!

 
不動産の相続を放棄すれば、不動産の管理は全く行わなくても良いのではと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実は相続放棄をしても管理の義務はあります。
ここからは、相続放棄をした場合の管理義務についてご紹介します。
 
不動産の相続を放棄すれば、次の相続順位の方が遺産を相続することになります。
しかし、次の相続人が不動産を管理できる状態になるまでは、不動産の管理義務を果たさなければなりません。
 
例えば、父親が亡くなった際に遺産を相続することになり、また母親も父親の両親も既にお亡くなりになっているとしましょう。
この場合で遺産相続を放棄すれば、不動産は父親の兄弟が相続することになります。
ただし、不動産を相続する方々が不動産を管理する準備が整うまでは、代わりに不動産を管理しなければなりません。
 
この不動産の管理義務は、自身の財産に対する管理と同程度であるため、重度の過失でなければ責任を負うことはありません。
必要な管理を怠った場合には、責任を問われるので注意しましょう。
 

□管理を怠るとどんなリスクが発生する?

 
ここまで、相続放棄をする際の、不動産の管理についてご紹介しましたがイメージは湧いたでしょうか。
ここからは、必要な管理を怠った場合のリスクについてさらに詳しくご紹介します。
 
まず、管理を怠って不動産の価値が損なわれてしまうと、次の相続者が不動産を相続できなかったり、債権の回収が難しくなったりします。
そうなってしまうと、例え相続放棄をしていたとしても、賠償金を請求される可能性があるので、注意しましょう。
 
また、管理を徹底していなければ、最悪の場合何かしらの事件に巻き込まれしまう可能性があります。
管理が行き届いていなければ、事件現場として利用されてしまったり、火をつけられて火災現場となったりする可能性が高まります。
場合によっては、共犯者として疑われるかもしれないので、管理の徹底は重要です。
 

□まとめ

 
今回は、不動産を相続放棄した場合の管理や、管理を怠ることのリスクを取り上げました。
相続を放棄しても、全く責任義務がない訳ではないため、最悪の事態を考慮して管理はしっかりと行いましょう。
お困りの際は、当社までご相談ください。