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不動産の利回りとは?注意点も解説します!

相続税対策の1つに、相続する現金で不動産を購入しておき、評価額を押さえる方法があります。
うまく利用できれば相続税を押さえられる不動産投資ですが、不動産選びで失敗すると損してしまう場合があります。

相続税対策を成功させるために、利回りを意識して不動産を選びましょう。
今回は、不動産投資で重要な不動産の利回りについて、注意点とともに解説します。

□不動産投資の利回りとは

利回りとは、投資額を差し引いた、1年あたりの手取りの利益を指します。
利回りは空室がないことを前提に計算される場合が多く、満室の状態の家賃収入から、ローンの金利や物件の購入価格などを差し引いた価格で計算します。
空室ができるリスクのある物件では、実際の利回りが計算上の利回りより下がりやすい点に注意しましょう。

また、利回りは徐々に下がるものとお考え下さい。
というのも、物件や設備の老朽化によって、家賃は下げざるを得ないからです。
老朽化に伴う設備のリフォームも必要になるため、その場合はさらに利回りが下がります。
リフォームする前に物件を売却するのか、長期にわたって運用するのかも考えましょう。

また、運用期間に合わせて利回りや立地、耐用年数などのバランスを考えることが大切です。
物件の価格に数倍の差があっても、家賃が数倍になることは基本的にありません。
そのため、立地の良い物件や耐用年数の長い物件ほど利回りは低くなる傾向にあります。
長期にわたって運用する場合は、安定した入居者数の見込める立地の良い物件や、耐用年数の長い物件を選びましょう。

□利回りを見る際の注意点

1つ目の注意点は、固定資産税や管理費用などの経費を計上して利回りを考えることです。
これらは定期的に支払う必要がある経費のため、利回りを減らす原因の1つです。
利回りを考える際には、必ずこれらの経費を考えましょう。

2つ目の注意点は、表面利回りで考えないことです。
表面利回りとは、経費を考えない、投資額を差し引いた不動産の収益のみに注目した利回りです。

これには固定資産税や管理費などの経費が含まれていないため、想定外の出費に悩まされる場合があります。
物件を比較する際には、経費も含めて計算した実質利回りで考えましょう。

□まとめ

今回は、不動産の利回りや、利回りを考える際の注意点について解説しました。
不動産の利回りは、投資の利益をシミュレーションするうえで重要な数字です。
経費や空室率など、利回りを下げる想定外のトラブルにも注意しましょう。