BLOG
トピックス

不動産売却における仲介と媒介の違いとは?それぞれの意味を解説します!

不動産について情報を調べていると専門用語が多く、意味の違いが分からないものもあり、内容を理解しづらいこともあると思います。
その中でも仲介と媒介という言葉は、日本語としては違いはないように感じますが、不動産業界では区別されているのか気になりますよね。

そこで今回は、不動産売却における仲介と媒介の違いについて解説します。

□不動産売却の仲介と媒介に違いはない

結論から言うと、不動産売却の仲介と媒介には大きな意味の違いはありません。
どちらも買主と売主の間を取り次いで、契約をまとめるという意味です。

意味に違いはありませんが、状況によって使い分けられる場合があります。
不動産売却を仲介会社に依頼する際には、媒介契約を結びます。
そして、取引が成立した際に支払う手数料を仲介手数料と呼びます。

□仲介と媒介それぞれが使われる場面

*仲介が使われる場面

不動産業界では、不動産会社に依頼するときには仲介という表現が使われます。

所有している不動産を売却したいと考えているが、価格を決めて、買主を探して、契約書類を作ってなど自分では難しいことがほとんどです。
そんなときに、不動産会社にこれらの業務を代わりにやってもらうことを依頼します。
この業務をしてもらうことが仲介という表現で使われます。

契約までの業務にかかった料金ということで、仲介手数料が取引の成立時に発生します。

*媒介が使われる場面

不動産売却を契約するときに媒介という表現が使われます。
そして、売主が不動産会社に仲介を依頼する際の契約が媒介契約となります。

また、媒介契約には3種類あります。

・一般媒介契約
・専任媒介契約
・専属専任媒介契約

一般媒介契約とは、複数の会社と媒介契約を結ぶものです。

それに対して、専任媒介契約、そして専属専任媒介契約は1つの会社のみと契約を結ぶものです。
専任となるので、不動産会社は積極的な販売活動をしてくれるため、買い手が早く見つかりやすいです。

また、専任媒介契約と専属専任媒介契約の違いですが、前者は自分で買主を見つける直接取引ができますが、後者はそれができないという違いがあります。
専属専任媒介契約は最も制約が強い契約ですが、その制約に応じたサービスを受けられます。

□まとめ

今回は、不動産売却における仲介と媒介の違いと、それぞれが使われるシーンについて解説しました。

2つには大きな意味の違いはないものの、不動産業界では1つの表現として使い分けられています。
今回ご紹介した記事で、仲介と媒介についてそれぞれ理解が深まったと思います。
また、不動産売却について分からないことがあれば、当社にお気軽にご相談ください。