土地の個人売買はリスクが高い？仲介売却と比較して解説します！

不動産会社を介した不動産売却では、仲介手数料が発生します。
仲介手数料は数十万になることも多いため、個人売買でお得に売却したいと考える方も多いのではないでしょうか。

個人売買は利益がそのまま手元に残る魅力的な売却方法ではありますが、様々なリスクやデメリットがあることも忘れてはいけません。
今回は、個人売買のメリットやリスクを、仲介売却と比較して解説します。

□土地を個人売買するメリット

個人売買のメリットは、主に2つあります。

1つ目は、仲介手数料がかからないことです。
仲介手数料は法律によって、金額に応じた上限が定められています。

基本的にはこの上限額を支払うケースが多く、例えば400万円の不動産であれば約18万円の手数料がかかります。
仲介会社を通さなければ18万円得することになるので、大きなメリットと言えます。

2つ目は、場合によっては仲介会社よりスムーズに手続きできることです。
例えば、買い手が知人や知人の紹介で知り合った人など、既にご自身で買い手を見つけている場合です。

仲介会社では売却活動を始めて買い手を見つける必要がありますが、最初から買い手が決まっている個人売買ではこの手間がかかりません。
手続きまでにかかる時間が短いだけでなく、広告費用や営業活動にかかる人件費が削減できるため、お得な売却方法と言えます。

□仲介会社を通さずに売買するリスク

特定の条件下では便利な仲介売却ですが、基本的には以下のデメリットが発生します。

＊自力で買い手を見つけられない

知り合いを通して、買い手を見つけられる場合は例外ですが、人脈がない状態から買い手を探すのは難しいでしょう。
個人売買ではサイトに不動産情報を掲載して買い手を探しますが、タイミングや条件によっては買い手がなかなか見つからない場合も考えられます。

仲介売却に比べると売れにくいことは覚えておきましょう。

＊トラブル対応も自分で行う必要がある

不動産の契約では、売買代金や売買物件の内容の他にも、契約不適合責任の期間、契約違反した場合の違約金など、決めることが非常に多くあります。
お互いが契約条件に納得できない場合も、売り手と買い手が直接話し合う必要があり、トラブル対応が難しいことが特徴です。

当然ながら多くの手間がかかるため、初心者の個人売買は手続きで躓く可能性もあります。

□まとめ

今回は、土地の個人売買のメリットやリスクについて解説しました。
仲介手数料は確かに高いものですが、個人で売却活動から契約手続きまで進める手間を考えると、デメリットの方が大きいと言えるでしょう。
初めて不動産を売却される方には、基本的に仲介売却をおすすめします。